観測していないうちは確定しない
(2)
観測するから確定する
というより、
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(1)
未来は不確定(重ね合わせという独特の状態)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E3%81%AD%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B
↓
(2)
現在(観測する瞬間ではない!)の一瞬(!)に、3次元空間として確定する。
その次の一瞬(!)後には、情報になる。
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猫の生死が確定するのは、「現在」という時刻
例えば、「明日」(2009年8月14日12時00分)に猫が生きているかどうかが確定するのは、
明日(2009年8月14日12時00分)
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「明日」を「現在」の基準に取るとすると、
「明日」以降の未来では確率的
「明日」以前の過去は確定された情報(←「明日」にはもう決まっているのだから。「現時点(8月13日)も同様」)
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「今日(現時点)」を「現在」の基準に取るとすると、
「今日」以降の未来では確率的
「今日」以前の過去は確定された情報
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何の不思議も矛盾もないし、エヴェレット解釈による多次元世界も出てこない。
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観測者が「観測するかどうか」が重要ではなく、「”現在”(Now)の基準をいつにとるか」が重要なだけ。
観測者は「現在」を任意に設定できて、それより「未来」は確率の世界(重ねあわせ状態)。
それより「過去」は確定された情報の世界。
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不確定なのは、未来の猫の状態
生と死が重ね合わせの状態にあるのも、未来の猫の状態
現在(という一瞬)の猫は、重ね合わせの状態にない。
現在(という一瞬)になっ「た」時点(時刻)で、確定され「た」から。
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エヴェレット解釈・・・
「未来が2つ3つに分かれる」のではなく、
「無数の不確定な未来」が、(可能性の選択肢は無数)
↓
現在に近づくに連れて、 (可能性の選択肢が3つ)
↓
直前には (可能性の選択肢は2つ)
↓
現在(一瞬!) (選択肢が1つに"収縮")
(3次元の実体)
↓
過去へ (情報となる)
・
・
↓
更に過去へ (情報が蓄積していく)
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「現在」→「過去」の流れは、PoICの情報カードがたどる過程と同じ。
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「未来」→「現在」の流れは、・・・例えば、手帳のスケジュール欄
遠い未来ほど、可能性は無数にある。そして、
遠い未来ほど、確定していない。
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さらに、流れる「時間」というものは、本当は無いのではないか。エーテルのように漠然と流れる「時間」
あるのは粒子(波)の運動だけ。
ものさしに対してどれだけの長さか、というのと同じ。
個々の空間上の粒子(波)のスピン(角運動量)がプランク定数時間毎に刻んでいるだけ。
時計の針は、時間が流れているから動く、のではなく、粒子(波)が動くから(エネルギーのフロー、運動
量)、動く。
それを、流れている、とするならば、
(1)過去→現在→未来
ではなく、
(2)未来→現在→過去
では。
でないと、
(1)の場合には、確率の要素を入れると、無数の未来の多次元世界になってしまう(発散)。
(2)の場合には、現時点で1つの状態に「確定」し、後は情報として蓄積するだけ(収縮)。
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自然で当たり前では。
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ただし、自然でないように思われることは、ありふれている電磁波。
電場と磁場が相補的にお互いを作り合う。その様子は、直線(曲線)と、それに伴う円(渦)であらわされ
る。
回転は、虚数を考えると、自然で単純(ガウス平面)。
そして、時間と空間も、同様に、実数(時間軸)と虚数(空間の3軸)
(または時間軸が虚数で空間の3軸が実数)とする(四元数)なら。
しかし、虚数と実数の間には、回転や、1回転したら返ってくると言う、性質がある。
この点のみ感覚的に不自然と思われ、だから四元数でなく、4次元空間(3次元の空間軸と1次元の時間)で
考える。
しかし、4次元時空が四元数のように、ねじれた構造を持っていないとしたら。
最初の始まりと最後の終わり、特に最初の始まりは、「ビッグバン」=「超法規的な事件」を想定しないと行
けない(Ref:「複雑系」がよくわかる本)。
しかし、無限の未来に、確率的に何でもありの無限の重ね合わせの状態が生じてくる、とすれば。
今から最も遠い未来、しかし、それは確率的になんでもありで(サイコロが1から6のどの目がでてもよく
て、重ね合わせ状態になっている)、そんなものは、あるのもないのも同じで、何にもない時空からでも、
ちょっと対照性がくずれたら、すぐ出来てもよいのでは。
というのは、あまりにもやもやとした雲のようなものだから。
そんな、あってもなくても同じようなもの、
(しっかりしたものを作るのには、ものすごく努力と根性がいる。)
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ちょこっとした対照性の破れ。
それが連続している。
対照性が破れて、現時点として確定されたものが、プランク定数後には過去の情報になり、同時にプランク定
数後の殆ど確定された未来が、現時点の確定状態となり。
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(1)
PoICの「時空の輪」で、ドックをダムに例えて、時間を、未来から現在、過去への流れに例えている。
これは、とても自然で、情報カードを見る限りには実際にも生じていること(長いこと理解できませんでし
た)。
(2)
逆に、エヴェレット解釈みたいに、現在から、未来へ向けて、多次元世界が無数に枝分かれしていく、という
のは・・・
同じ木の枝の枝分かれを、(1)と(2)では逆から見ているだけ、だけれども、
同じ時空の状態をあらわしているのだけれども、
やはり(2)は変。というのは、未来の状態を、「不確定な重ね合わせ状態」として見ていないから。
「確定した未来が2つに分かれる。しかしお互いに干渉できないから、実質的には無いのと同じ」というの
は、、「不確定な未来の重ね合わせ状態」と言う概念とは違うのでは。
「確定な未来の別時空同時存在状態」では。
(※Ref:「重ね合わせという独特の状態」)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E3%81%AD%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B
(2)だと、「もう一人の私は交通事故で死んでいる。」
(1)だと、「交通事故に遭う可能性も30%ある。」
(1)は何の問題も矛盾もないが、(2)は「ええっ?」となる。
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だから、「タイムマシンが出来ても未来には行けない。」確定した未来は無いから。
予測として、見ることは出来る。「晴れ70%、雨30%」
過去も、「無いから行けない」時空じゃなくて、情報だから。
見ることは出来る。情報カードのように。「昨日は100%雨が降った」
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過去の時間は無い。
ただし、世界中の過去に戻りたかったら、世界中の粒子(波)の刻む角運動量を逆回転させればいい。
同じものが見えるし、それは本当の「過去」
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特殊相対性理論で時間が「遅れる」のも、粒子(波)のスピン(角運動量)の周期が遅れるだけ。
粒(波)がゆっくり動いているだけ。で、それを「時間の遅れ」と言っている。
そこには粒子(波)のスピン(角運動量)があるだけで、流れるエーテルのような「時間」は無い。
時計と同じ。
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