2010年4月29日木曜日

1-1-1-5-1 [創発・相転移] 蓄積_02

カードが増加すると、カード間の組合せは指数的に増加してゆく。内部の圧力が高まる。それは、砂時計の砂山が高く積み重なって、崩れようとする状態。そのときカード群は、配列が変化して、再生産しようとする。「見えざる手」が現われる。
このときの、カード数の増加と、組合せの増加、そしてそれに伴う「感覚の高まり」は、片対数グラフ状の直線に似ている。横軸はカードの枚数の増加を示す。グラフの軸は、通常の軸(線形軸)。縦軸は、カード間の組合せの増加を示し、これを対数軸で表す。縦軸の値は指数的に増加していくが、これを対数軸の枠に押し込める。カード間の組合せが増える感覚が、10から20に増えるとき(2倍)と、100から200に増えるとき(2倍)とで、同じに表される。
感覚は、対数的に感じられるものが多い。例えば、カードの枚数、カードの組合せ、音の周波数(ピアノのドレミ)、時間の経過。

0 件のコメント:

コメントを投稿