あるうどん屋の看板
うどんは、一説には、弘法大師によりもたらされたものであり、
「混沌(こんとん)」→「温沌」→「うどん」
となった、という。
「カオス」→「うどん」
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Wikipedia(うどん)でも、以下の様な記述があります。
(引用)
>奈良時代に遣唐使によって中国から渡来した小麦粉の餡入りの団子菓子「混飩(こんとん)」に起源を求める説もある。
>平安時代に空海が唐から饂飩を四国に伝えて讃岐うどんが誕生したという伝説もある。
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さて、複雑系(複合系)の分野では、「パイこね変換」(馬蹄形写像)という言葉があります。
( http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001604.html とか、 http://www.a-phys.eng.osaka-cu.ac.jp/suri-g/phys8.html の真ん中あたりとか)
パイ生地の様なものに①何か絵を描いて、②それを伸ばして折りたたんで、③(以下②を繰り返し)すると、
→最初の絵が、予想もつかない複雑なものになってしまう、という。
トランプを切るのにも似ている。配列がばらばらになる。ルービックキューブを適当に回すのにも。
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カオスを生ずる言葉として、西洋では小麦粉をこねる操作として一般的な、「パイこね」変換と称されていますが、日本でも、うどんを作るときに、小麦粉をこねて伸ばして折り畳んでいく操作、この「うどん」が「カオス(混沌)」から来ているのが、面白いですね。
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うどん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Kakeudon.jpg
と、
混沌とした様子
http://www.flickr.com/photos/36761543@N02/4385051308/?edited=1
が、なんとなく似ていて面白いですね。
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