λは、セルオートマトンの振る舞いを評価する変数。
ある規則群のときに、ある1つの状態にならない確率。
(Ref:複雑系入門,井庭崇著,p.84)
N:近傍の数
K:セルの可能な状態数
(深遠で、λがどんな感じになるのか、ちょっと分からないので、とりあえず電卓で計算してみる)
計算すると、
K(セルの可能な状態数)が大きくなると、より早く1に近づく(ある1つの状態に定まらない確率が大きい)。
・・・そのように思う。
あらためて式の形をみると、Kの増加に対して、直線的(?)に大きくなるように思う。
さらに適当な数値を入れて、λの様子を考える。
K(セルの可能な状態数)が大きくなると、より早く1に近づく(ある1つの状態に定まらない確率が大きい)。
N(近傍の数)が大きくなると、より早く1に近づく(ある1つの状態に定まらない確率が大きい)。
・・・これは、式の形を見ると、Kと比べて、指数的な影響があるように思われる。
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λは0から1の間の値をとる。
λが大きい(ほとんど1)の場合は、セルの状態は不確定(ランダム)
λが小さい(ほとんど0)の場合は、セルの状態は確定(決まっている)
この間の値のとき、確定でもなく、ランダムでもない、複雑な状態があるのではないかと予想される。
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「秩序と完全な無作為性(カオス)との中間で複雑性が最大」となる。
λのある微小な範囲は「カオスの縁(Edge of Chaos)」(系がカオス化する直前に秩序が現れるのである。そしてその秩序が最大の適応、多様性を産み出す)と呼ばれます。
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