2009年11月23日月曜日

桃太郎と土佐藩

以下は、いずれも「超メモ術」の中公竹義氏の記事の引用です。
中公氏も、独自の情報術を考案し、そのノウハウや、それによって得られた知見を、HPで公開されています。内容は凄いと思います。

Ref: 超メモ術
     記事



(引用ここから)

>勝者と敗者を明確にし、世界の繁栄と不幸を生み出した資本主義経済はまもなく破綻するかもしれない。

次に来る経済システムは「和の経済」と言われる。

今風に言うなら「winwin経済」敗者のいない経済システムである。

アメリカでは「ゲーム理論」として、良い結果を出している。

この基本にあるのは「武士道・和の精神」である。

文化・経済・理念による新しい亜細亜時代が来るのかも知れない。

Ref: 和の経済WinWin時代


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(引用)

とうさんのあしのうえで

* さむい さむい 南極の 冬。
  コウテイペンギンたちは、海から とびだしていきます。

  みんな みんな
  とびだしていきます。


* マイナス50度。 海の うえは、 いちめんの 氷の 世界。
  一年の おなじ 日の おなじ 時間に、
  まるで、やくそくしていたかのように、
  ペンギンたちは 海から とびだして、 氷の うえを 歩きはじめます。


* ひとつの 場所に むかって‥‥‥
  自分が うまれた 場所に むかって‥‥‥
  歩きはじめます。

  とおい とおい 道のりを、みじかい あしで 一歩ずつ。
  どんなに つらくても 休むこと なく。


* 20日間も 歩きつづけて、やっと なつかしい
  ふるさとに たどりつきます。
  何千、何万という ペンギンが あつまってきます。


* 自分が うまれた この場所で、
  あかちゃんを うむために あつまったのです。


* たくさんの ペンギンの なかから たった ひとりの
  けっこんあいてを きめると、
  ふたりは 愛の 歌を うたいます。
  ふたりだけの 愛の 詩を‥‥。
  ふたりは ダンスを おどります。
  ふたりだけの ダンスを‥‥。

  「わたしは あなたを えらびます。」
  「ぼくは きみを えらびます。」
  そして、 ふかく ふかく おじぎを します。

  「わたしは、ちかいます。
  りっぱな かあさんに なることを‥‥。
  どんなことが あっても くじけません。」
  「ぼくは ちかいます。
  りっぱな とうさんに なることを‥‥。
  命を かけて、こどもを まもります。」


* たまごが うまれると、かあさんは とうさんに たまごをわたします。
  ちゅういぶかく、そして すばやく わたします。
  もしも 氷の うえに おとしたら、いっしゅんにして こおってしまうのです。

  とうさんに たまごを あずけると、かあさんは 海に でかけます。
  食べものを とりに いくのです。

  とうさんと かあさんは、いのりを こめて うたいます。 おどります。

  「どんなことが あっても もどってきます。」
  「どんなに さむくても、ひもじくても‥‥けっして まけません。」

* とうさんは あしの うえに たまごを のせ、
  おなかの おふとんを すっぽり かけて、
  たまごを あたためます。

  まいにち まいにち あたためます。

  氷の うえに 立ったまま、
  なにも 食べずに あたためつづけます。

* ふぶきの 日は、からだを よせあって がんばります。
  みんなで たすけあって たまごを まもります。

* 何千、何万の とうさんペンギンたちが、
  おしくらまんじゅうを しているようです。

* かあさんが 海に でかけてから
  どのくらい たったでしょうか‥‥‥?

  とうさんは、もう 4か月も なにも 食べていません。
  からだも 半分くらいに なってしまいました。
  さむさと ひもじょさで、とうさんは 気が とおく なってきました。

  ‥‥‥
  ‥‥‥
  ‥‥‥

  そのとき、
  かあさんの うたごえが きこえてきました。
  かあさんが もどってきたのです。

* とうさんと かあさんは、うまれてくる こどもに むかって はなしかけます。

  「とうさんだよ。パッパッパー」
  「かさんよ。ガッガッガッガー」

  すると、たまぎの 中から あかちゃんの へんじが きこえてきます。

   「ピヨピヨピー
      ピヨピヨピー」

* そして、とうとう‥‥

  「ピヨピヨピー !!」

  あかちゃんが うまれました。

  とうさんの あしの うえで、
  あかちゃんが うまれました。

  とうさんと かあさんは よろこびの ダンスを おどります。
  ながい ながい あいだ たまごを まもりつづけた とうさんは
  これから ぼうやの 食べものを とりに 海に むかいます。

* とうさんペンギンの 行列が つづきます。

  はたして 海まで たどりつけるのでしょうか。
  そして かえってこられるのでしょうか。

* この さむさに まけたら おしまいです。
  この ひもじさに まけたら おしまいです。

  まけるわけには いきません。
  ぼうやが まっているのだから。

* かあさんの あしの うえで、ぼうやは はじめて えさを もらいます。
  ぼうやのために かあさんは、
  えさを おなかに いっぱい つめこんできたのです。

  こうして、ぼうやは かあさんの あしの うえで すくすく そだちます。

* ぼうやは どんどん 大きく なって
  かあさんの あしの うえから とびだすように なりました。

* ぼうやは くいしんぼうです。
  とうさんと かあさんは、えさを とりに なんども 海へ でかけます。

  こどもたちは みんなで おるすばんです。
  わかい ペンギンが、ぼうやたちの せわを しています。
  まるで ペンギンの ほいくえんです。

* 海から かえった とうさんが ぼうやを よびます。

  「パッパッパッパー
     パッパッパッパー」

  すると たくさんの こどもたちの なかから

  「ピヨピヨピー
     ピヨピヨピー」

  と、 ころげんばかりに ぼうやが とんできます。

  どんなに たくさんの ペンギンが いても、
  とうさんの 声、 かあさんの 声、 ぼうやの 声が えわかるのです。
  たまごの 中に いるときに、 おたがいの 声を
  しっかり おぼえていたのです。


* 南極の 氷も とけはじめ、 こどもたちも 大きく なりました。

* ふわふわの 毛も ぬけて、 ちょっぴり おとなに なりました。


* いよいよ こどもたちが 海で およぎはじめます。
  一列に ならんで、はじめての 海へ とびこみます。

   しゅっぱーつ!


  やがて この こたちも りっぱな おとなに なって、
  こんどは 自分の あかちゃんを そだてるために
  自分が うまれた この 場所に もどってくることでしょう‥‥‥。

* ぼうやの しゅっぱつを みおくると、
  とうさん かあさんも 海へ とびこみます。

  そして また、 来年の おなじ 日、 おなじ 時間に
  この 場所で‥‥‥。

Ref:とうさんのあしのうえで

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Ref:
http://communication21.biz/cont02/inf2.cgi

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(引用)
>フランス革命は3つの標語だった。
自由と平等、そして敬愛である。
この敬愛こそが、自由と平等の矛盾を解決し、自由と平等を実現する鍵なのだ。
このことを忘れて未来を予測する事はできない。
敬愛を忘れたシステムは、矛盾を解決するためにごまかしのシステムを併せ持っている。
この誤魔化しを維持するパワーがなくなったとき崩壊する。

日本人の思考の中には「敬愛」が抜け落ちているように思う。
これは、マトリックスのカプセルに押し込められて、擬似幸福に浸っていたためだろうと思う。

Ref: 自由と平等を実現する愛
http://communication21.biz/cont02/inf2.cgi

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